赤ちゃんが無事に、トラブルなく産まれてきやすい正期産は、一般的に 妊娠37週0日~妊娠41週6日までとされています。37週以降ですと、帝王切開などで出産になってもその後のケアで育ちやすいですが、37週以前では未熟児となり、脳性麻痺、発達障害や呼吸障害などが出やすいため、NICU(新生児集中治療室)で看護することになります。「早産」は妊娠37週より前に産まれてくることをいい、全妊娠の5%で、その原因は感染や高血圧、無理したことが多いといわれていますが、多胎の場合はその限りではありません。通常22週より前に赤ちゃんが出てくると、流産と言われますが、近年の医療では300g〜500g前後で産まれてくる子もおり、高度医療によって3000gほどの、他の赤ちゃんと変わらないくらいまでに成長できるケースも珍...
妊娠・妊婦
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妊娠検査薬 陽性 不妊治療や妊活中の人、妊活アプリなどを使って、生理日と排卵日を管理している人は毎月楽しみにしている受精と妊娠。思いがけない妊娠の人も、まずは産婦人科に行く前に市販の「妊娠検査薬」で確認しておきたいと思うもの。 妊娠検査薬は何本入りを買うのがベスト❔検査のタイミングは❔ 妊娠検査薬は、ドラッグストアや通販などで、600円〜1000円程で購入できますし、5秒間尿をかけるだけという手軽さで判断ができます。1本入りと2本入りの妊娠検査薬が販売されていると思いますが、おすすめは2本入りです。一回の簡易検査では、検査日が適正出ないと反応が出なかったり、初回のフライング検査では陽性反応が出たのに、次の週に検査すると陽性反応が消えていることもありますので、念のため2回検査すると確実です。 ...
カンジダ性膣炎治療薬 膣錠 エンペシド 妊娠を望む望まないに関係なく、膣の部分は綺麗に健康に保っておきたいもの。健康診断で「カンジダ」と診断される女性は多いのではないでしょうか。カンジダは真菌(カビ)の一種で、口腔内や消化管、皮膚、腸などどこにでもいる常在菌です。 カンジタ膣炎は症状がない場合も多く、全く痒くないし痛くないのにカンジダが出る場合もあります。逆に、かゆみやヒリヒリとした症状がありカンジダではない場合は、通常のかゆみ止めで鎮めることができます。 カンジダ性膣炎になる原因は以下があります 疲れ・風邪・ストレスなどで、免疫、抵抗力が落ちている時、栄養が足りない時など抗生物質などの使用後妊娠など(膣内酸性度の低下)性行為による男性からのカンジダ感染(5~10%)ピルの使用湿度の高い気候...
妊娠中、お腹が石やボールのように固くなって、キューっとしまったような感覚になることがあります。一般的には「お腹が張る」という表現をされますが、医学的には「子宮収縮」と言い、生理的なものであるかトラブルであるかの判断が必要なことがあります。 妊娠初期や中期の段階で、1日に何回もお腹が張る場合、経膣エコー(膣から超音波検査のプローブを入れて確認)で、子宮頸管の長さや形を確認し、切迫早産の予兆がないかを見ます。子宮頸管長が3cm未満になっていると、子宮が下がっているため切迫早産の可能性があり、入院や絶対安静となります。 子宮は筋肉で、内側から子宮内膜、子宮筋層、漿膜と3つの層からなり、子宮筋層は平滑筋という筋肉です。妊娠4、5ヶ月頃からお腹の張りを感じる妊婦さんが多く、通常緩んだ状態の筋肉が刺激...
妊娠すると、6、7週目あたりからつわりが始まり、早速歯磨きが辛くなりますよね。歯ブラシをくわえるだけでもウエッとなったり、うがいでもウエっ。ましてや、歯磨き粉(研磨剤)を使うとなると、少しの匂いも気になり、全く歯を磨くことができずに困っている妊婦さんも多くなります。妊娠期は唾液の量が減り、口内はまさに病原菌を増やす最適の環境です。 まずは、念入りにクチュクチュうがい、大まかな汚れを落としたら、歯磨き粉を使用しない「す磨き」、毛の多い少々高級な歯ブラシを使って、効率よく磨いていきましょう。特に、歯の奥や裏側、前歯の表面などが落とし穴ですので、細かく素早く、丁寧に磨いていきます。さらに、研磨剤を使わない場合、歯の隙間を掃除する「デンタルフロス」は必ずした方が良いです。サイズはSSからあるので、な...
胎動とは❔胎動の感じ方 受精後、細胞分裂を狂い返し、羊水の中を赤ちゃんが自由に動くことを胎動と言いますが、10㎝程度大きくなり、お母さんのお腹の中で動いていることを感じることを、「胎動を感じる」や「胎動がわかる」「胎動がある」と言います。 はじめての胎動感覚は、ぽこぽこ、プチプチ、ごそごそが多く、ポコ、ポコと4〜5秒など数秒ごとに一定間隔で感じることもあり、人によって感じ方は違います。その頃、赤ちゃんはまだおへその少し下の方にいます。 何週から胎動を感じるか❔ 胎動を感じ始めるのに一番多いのが、18週〜19週、次いで、20週〜21週あたりですので、20週の頃には多くのママが僅かながらでも胎動を感じ始めているのではないでしょうか。 赤ちゃんの成長は大変早く、検診に行く度に倍近くのサイズや体重に...
貧血用の鉄剤 クエン酸第一鉄(非ヘム鉄) 妊婦の貧血は全身の酸素不足によりふらついたり、脈が早くなり立てなくなる症状や、疲労を感じたり、軽度の呼吸困難を生じることもあり、早産の原因にもなります。妊婦の貧血は鉄欠乏性貧血といわれ、立ち仕事をしている妊婦さんは、突然倒れることもあり危険です。 妊娠中は、非妊娠時の時の3〜4倍の鉄を必要としていますので、なかなか食事だけで賄うのは難しい方も多いでしょう。妊婦さんの3分の1以上の方に貧血の症状が見られますが、補助食材や投薬で改善することが多いです。つわりが酷くて錠剤も飲むことが困難な妊婦さんは、経静脈から点滴などで補給できます。 妊婦に必要な鉄分の量は、妊娠初期 8.5~9.0mg/日、妊娠中期-後期17.5.~21.5mg/日(1週間に100mg程...
妊婦のくしゃみと鼻水について 妊娠中は身体の免疫力が低下し、過敏になるため、風邪のような症状が続いたり、くしゃみ鼻水が頻繁に出るようになります。気をつけてもらいたいのは、そこで安易に風邪薬や花粉症の薬を自己判断で飲まないこと。特に冬場、インフルエンザワクチンなどが効いている間は身体は少し強い状態ですが、3ヶ月の効力が終わるとたちまち身体の抵抗が弱くなり、本当の風邪もひきやすくなります。 その後春になり、くしゃみ鼻水は、引き続き頻繁に出るようになりますが、出産すれば少し改善することも多いので、心配は不要です。きちんとマスクをつけ、湿度や栄養面を保ち、普通の生活を送りましょう。 くしゃみによりお腹が痛くなることがありますが、おかしな体制をしない限り子宮への影響は少ないので、流産や早産などの心配は...
妊娠すると、妊娠初期から便秘の症状が見られることが多いです。妊婦さんは基本的には薬は飲めませんが、便秘用で服用できる薬はあります。 まずは薬に頼らず、食物繊維の多い野菜や山芋、ヨーグルトを朝食べることで、便通対策ができます。特に「山芋」は効果てき面です。刻んでお醤油でも良いですし、フライパンにオーリーブオイルをひき、軽く焼いて塩胡椒でも美味しく食べられます。もちろんトロロが好きな方はトロロでもOK。 妊婦さんでも飲めるのは酸化マグネシウム錠 薬で解決する場合は、妊婦さんでもOKの表示のある市販薬で、酸化マグネシウム錠か、少々恥ずかしくても、便秘であることを産婦人科の先生にお伝えし、数週間分の酸化マグネシウム錠を処方してもらった方が良いでしょう。処方されたものは、飲む錠剤の量が少なく効率が良い...
口角炎 口の端が切れたり、できものが出来ることを、「口角炎」と言います。初めは片方の口にでき、結局左右両端の口に亀裂が入り、膿んでいきます。 ヘルペスウイルスによる水泡ができるヘルペスとは別の病気ですので、ウイルスによるものと見分けがつかない場合は、病院で診てもらいましょう。 口角炎は自然治癒の場合、免疫や栄養が整ったら、かさぶたになって治ることも多いですが、口の両端にできた亀裂は大きくなりがちで、笑ったり、食事をするときに痛くて、大きく口を開けられないのが苦痛となります。 口は毎日使うので、一度できると治るまでに10日ほどかかります。 口角炎の原因としては、ビタミンB2、ビタミンB6、鉄分不足やストレスが原因であることも多く、妊婦さんは特にビタミンB6と鉄分が足りなくなるので出来やすいです...
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