
近年、関東を中心に「風しん」が流行しています。出産で多い年齢層の30代の男女に、風しんの抗体を持っていない人も多く、現在は殆どの市町村で、無料で抗体検査を受けることができます。風しんは急性の風しんウイルスによっておこる発疹性感染症で、飛沫感染により感染の前後約1週間は家族やパートナーに感染させる厄介な病気で、インフルエンザよりも簡単に感染します。 子どもの頃に風しんにかかったことがあるから大丈夫など言われている方も、実は違う発疹だったというケースや、既に抗体値が落ちている可能性もあるので、大人になった今、改めて検査をした方が良いでしょう。 特に妊婦は予防接種が重要で、妊娠20週頃までに妊婦が風疹ウイルスに罹患すると胎盤を介して胎児にも感染し、幼児が「先天性風疹症候群(CRS)」になる可能性が...