妊娠検査薬 陽性

不妊治療や妊活中の人、妊活アプリなどを使って、生理日と排卵日を管理している人は毎月楽しみにしている受精と妊娠。思いがけない妊娠の人も、まずは産婦人科に行く前に市販の「妊娠検査薬」で確認しておきたいと思うもの。

妊娠検査薬は何本入りを買うのがベスト❔検査のタイミングは❔

妊娠検査薬は、ドラッグストアや通販などで、600円〜1000円程で購入できますし、5秒間尿をかけるだけという手軽さで判断ができます。1本入りと2本入りの妊娠検査薬が販売されていると思いますが、おすすめは2本入りです。一回の簡易検査では、検査日が適正出ないと反応が出なかったり、初回のフライング検査では陽性反応が出たのに、次の週に検査すると陽性反応が消えていることもありますので、念のため2回検査すると確実です。

妊娠検査薬は、尿に含まれる妊娠特有のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG:human Chorionic Gonadotropin)を検出することで妊娠判定ができます。試薬のペーパー(スポンジ)に尿をかけると、みるみるうちに尿を吸い込み、判定の線が出る箇所(右)へいきます。2つ小窓がある場合、左は陽性か陰性かがわかる線、右は検査が終わりましたよ、ここまで尿が届きましたよ、という線です。左の窓に線が出ない場合は、「陰性」、左も右も線がはっきりと出る場合は「陽性」=妊娠の可能性が高いです。

多くの方が、検査薬の標準である生理予定日1週間後を待たずしてフライング検査を行いますが、「陽性」の場合はフライングでも淡く線が出ることが多いです。フライング検査で線が出たら、生理予定日1週間後を過ぎてもう一度検査をしてみましょう。フライングで線が出なかった場合、生理予定日1週間後でも線が出ないことも多く、がっかりするかもしれませんが、諦めずに妊活をしていきましょう。

生理予定日前から使える「早期妊娠検査薬」と「デジタル妊娠検査薬

「早期妊娠検査薬」がアメリカなどから並行輸入などもできますし、生理予定日当日から検査できるキッドも日本で販売されていますが、超急ぎ出ない場合は、生理予定日1週間後を待って、hCGが多量に出る頃の反応で検査をした方が無難です。また、ヨーロッパ発の「デジタル妊娠検査薬」も少々高くはなりますがあります。デジタル妊娠検査薬は生理予定4日前から検査可能で、数回使えるので、早く知りたい!という方にはおすすめですし、早くわかることで、風邪薬や食べ物に気をつけたりと対応はできます。

ただし、受精と着床をしたけれど、継続しなかった妊娠を「科学流産」と言いますが、この確率は高く、「陽性」から「陰性」へと変わった結果に納得がいかず何回も検査したりと、結局期待&がっかりすることにもなりかねませんので、急ぐ気持ちを待って妊娠検査薬を使うことをおすすめします。

また、赤ちゃんの部屋だけあっても6週頃の超音波検査で「胎嚢」が確認できないと、産婦人科は「妊娠」と判断されず、何回も足を運ぶことになりますので、あまり早くわかったところで何もできないことが多いです。

妊娠検査薬に現れるグレーや薄いピンクの蒸発線は「陰性」❔

妊娠検査薬で赤や青ではなく、薄いグレーや限りなく薄いピンクの線が出ているのは「陰性」です。これは水分が通って、線が出るべき箇所に陰影がついただけなので、次の機会を待ちましょう。また、陽性の場合は、間髪置かずに濃い反応線が出るので、線が出ずに放置していたら後からじんわり出てきた線も「陰性」と考えて良いです。

妊娠検査薬で「陽性」が出た後は産婦人科の診療予約をしよう。

「陽性」が出たら、確定的な診断を受けるために、妊娠検査薬で陽性が出た日からさらに2週間後くらいに産婦人科を予約するのがベストです。妊娠5〜8週では流産の確率が25パーセント程とよくある話ですので、おめでとうございますと言われて安直に喜んだり、報告しないということも心構えとして一つの手です。また、妊娠の可能性を考えて、お産をするのに良い産婦人科の場所を考え、できるだけ実際に産もうと思う病院で初診を受けておくと、カルテが一貫しておりその後の流れがスムーズです。

初診では改めて問診と尿検査を受け、内診のエコー検査をします。費用は3000円前後です。その際、子宮頸癌検査の前回の結果、性病、持病などで心配事があればあらかじめ相談しておきましょう。

乳がん検査も初回数回のうちに受けておくと安心です。(3000円程)

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