イボ治療の跡が赤くなっている方はいませんか?イボを除去した後、特に「サージトロン電気メス」「レーザー治療」「外科での切除法」などを行った場合、治療後に赤く「ケロイド」になる人がいます。足の裏ならまだしも手等目立つところでは、ケロイドを無くせるなら無い方が良いですよね!今回の記事では、ケロイド対策をご紹介します!

足裏の場合は、指紋がなくなって肌色になっています!

ケロイドとは?

一般的に「ミミズ腫れ」と呼ばれることが多く、手術や帝王切開、傷痕が治る段階で、赤く盛り上がる傷痕の事を言います。病院では「ケロイド」とまとめて言われることが多いですが、医療の専門分野では「ケロイド」の他、見た目は似ていても、「肥厚性瘢痕」「肉芽腫」「成熟瘢痕」「瘢痕拘縮」等の可能性があり、それぞれ治療法が異なります。特に痒みはありませんが、ケロイドの箇所の神経が麻痺している事もあります。

ケロイドは何処に出来るの?

ケロイドは体中の何処にでも出来る可能性があります。ケロイドは「体質」によるものが多く、「遺伝」することもあります。ケロイドは特に意識しないような小さな傷、たとえばニキビや毛嚢炎などからも発生する事があり、何もない場所に突然出来たようなものもあります。胸や肩、お腹(特に帝王切開をされた方の下腹部)、またハンコ注射と言われるBCGの注射痕、ピアスをあけた耳に出来ることもあります。

ケロイドの治し方

1) 漢方 

柴苓湯など複数の漢方がケロイドの緩和に効果的と言われており、処方される方も多いでしょう。

2) 飲み薬

飲み薬ではトラニラスト(リザベン®)が有効であるとされています。これは抗アレルギー剤で、ケロイドや肥厚性瘢痕の組織中にある各種炎症細胞が出す化学伝達物質を抑制することにより、痒みを抑え、さらには病変自体を沈静化させると考えられているものです。

3) 塗り薬や注射

アンテベート®をはじめとするステロイド軟膏・クリームや、非ステロイド系抗炎症剤、ヘパリン類用物質であるヒルドイドソフト軟膏®などです。塗り薬だけで治療することは難しいので内服を摂ることが重要ですが、塗り薬は「ステロイド」を使用しているので、「ウイルス性イボ」の治療中の方には不向きと言えるでしょう。

4) 圧迫固定具

ケロイドは、絶えず力がかかる部位にできる傾向が強いので、傷を安静に保ち、他の治療法と組み合わせて施行しなければなりません。

5) テープ治療

最も多く利用されているものには、ステロイドのテープ(ドレニゾンテープ®)や、シリコンジェルシートがあります。シリコンジェルシートは、サポーターなどによる圧迫療法に対して、非圧迫療法として使われています。ジェルシート自体に粘着力があるため、ケロイドにぴったりくっつき、洗うことによって繰り返し使うことができます。

6) 放射線治療

ケロイドの術後に放射線治療(電子線照射)を行うことがあります。ケロイドの原因である線維芽細胞の異常な働きを抑える目的で使用します。放射線であるため、発癌のリスクが増える可能性は否定できませんが、この治療がはじまって100年が経過した今、ケロイド治療において発癌の因果関係がはっきりと証明された報告はほとんどありません。

管理人のケロイドケース

管理人も傷跡が「ケロイド」になり、チリチリと痒かったです。「ケロイド体質ですね」と医師に言われたので美味しくない「漢方」を複数頑張って飲みました。身体がほかほかし、効果が少しはあったかな?と思っています。

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