いぼの治療で皮膚科やクリニックに行くと体質に応じて「漢方を処方」される場合があります。皆さんがよく聞く「ヨクイニン」をメインにした漢方の説明をしていきます。因みに管理人が処方された複数の漢方はツムラの78番、125番、122番です。

麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)

食前又は空腹時に飲みます。

麻杏薏甘湯は、漢方の古典、中国の医書『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載され、関節や筋肉の痛みに対して使用されている薬方です。汗が出たまま風あたったり、気温の低下等で長い時間身体を冷やした後で、関節や筋肉が腫れて痛むような神経痛、関節痛、筋肉痛に効果があります。

イボ治療によく使うヨクイニンが入った「麻杏薏甘湯」の内訳

  • ヨクイニン:ハトムギ(イネ科)の種皮を除いた種子のことです。外殻をつけたままのものは鳩麦(キュウバク又はハトムギ)として区別します。効能は、利尿、消炎、排膿、鎮痛、鎮痙、強壮です。
  • シナマオウ:マオウ科の地上茎を乾燥したものです。効能は、発汗、解熱、鎮咳、利尿、交感神経興奮作用です。
  • キョウニン:ホンアンズまたはその近縁植物(バラ科)の成熟した種子です。効能は、鎮咳、去痰、緩下、利水です。
  • カンゾウ:甘草(ウラルカンゾウ、ナンキンカンゾウなど)またはその他マメ科植物の根および匍匐茎(ほふくけい)で、皮付甘草はそのまま、皮去り甘草は周皮を除いたものの乾燥品。ウラルカンゾウは日本でよく使われます。効能:鎮痙、鎮咳、抗炎症、潰瘍修復、抗アレルギー作用です。

※一概に、どのヨクイニンにも同じ成分が入っているわけではありません。

イボ治療によく使うヨクイニンが入った「麻杏薏甘湯」の内訳

食前又は空腹時に飲みまます。

ヨクイニンの入った桂枝茯苓丸です。身体を温め、血の巡りを良くし、余分な水分を排出しむくみを取り、痛みを取ります。下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症 月経不順、血の道症、にきび、しみ、手足のあれに効きます。管理人の感想では、コレを飲んだら、少し暖かくなります。

成分の内訳は、ヨクイニン、ケイヒ、シャクヤク、トウニン、ブクリョウ、ボタンピです。

ヨクイニンは手頃な錠剤もあります。1日2.3粒が目安です。

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