DHAといえば、お魚ですよね。お魚に含まれる「DHA」が母体や母乳に良いという話があります。

実際には、「良い」ではなく「必要」が正しいかもしれません。

DHA=ドコサ・ヘキサエノイック・アシッド(ドコサヘキサエン酸)は、マグロなどの青魚の脂肪に多く含まれる必須脂肪酸で、脂肪の中でも「オメガ3」です。ホルモンの材料として重要な役割を果たしており、人間の脳の4~5%がDHAです。記憶をつかさどっている「海馬」には、DHAが特に多く存在し、DHAが頭を良くする物質として知られています。さらにDHAは脳の活性化に効果があるだけではなく、血液をサラサラにし、血管を若々しくします。ただし「DHA」は体内で合成できないため、摂取する必要があります。

妊娠中に胎児にDHAは必要❔

まだ生まれてはいませんが、妊娠中にDHAを摂ると、血液中のDHAが増加し、胎盤を通じて赤ちゃんに届きます。特に出生前の3ヶ月は、脳が大きく成長するので、重要な時期です。近年は魚を食べる機会が減っているので、妊婦さんは週3回程度、意識的に魚を食べるようにしましょう。生は菌感染の恐れもあるので、煮魚、焼き魚にしても良いでしょう。

DHAの多い魚

DHAはマグロ、ブリ、サバ、サンマ、イワシがよく食べるものの中で多いのですが、マグロ等の大型の魚は水銀も多く含んでいるので、サバ、サンマ、イワシあたりが食べやすいかもしれません。出汁も、カツオだしなどを使っても良いでしょう。

魚別の100gあたりのDHA含有量は次の通りです。

クロマグロ(4600mg)、スジコ(4500mg)、ミナミマグロ(4000mg)、イクラ(3600mg)、ブリ(2640mg)、サンマ(2450mg)、タチウオ(2370mg)、銀鮭(1940mg)、ウナギ(1680mg)、真サバ(1660mg)、マイワシ(1650mg)、ニシン(1650mg)、サワラ(1440mg)、戻りガツオ(1370mg)、真鯛(1300mg)、シシャモ(1220mg)、金目鯛(1140mg)、アナゴ(1110mg)

授乳中にDHAは必要❔

授乳期には、母親の摂ったDHAは、母乳を通じて赤ちゃんに届きます。生まれてからの1年間は特に脳の発達に影響し、脳の重さは生まれた時の2.5倍程になルため、細胞膜の材料となるDHAが必要です。

子どもの脳内のDHA不足は、前頭葉に関する学習の問題や記憶障害に関連し、IQスコアに関連します。前頭葉は脳内でもDHAが多く集まる部位で、計画立案、問題解決、集中的注意など、複雑な認知活動をするので、栄養のサポートは重要だといえます。

DHAの摂れる妊婦さんにおすすめのサプリメント

定期的に魚を食べるのが難しい妊婦さんやお母さんも、サプリメントで簡単にDHAを取ることができます。全く摂らないよりは良い場合がありますので、ご紹介します。

ビーンスタークマム 母乳にいいもの 赤ちゃんに届くDHA(90粒)

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ビーンスタークの半透明のサプリメントはソフトカプセルで、水で飲みやすいです。1日3粒目安なので、魚を食べない日にこまめに摂取すると良いでしょう。

森永乳業 森永 ママのDHAposted with カエレバ楽天市場Amazon

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こちらもビーンスタークと同じですが、アレルゲン(27品目)不使用、水銀検査済みで安心して摂取いただけます。90粒、3ヶ月分で1700円ほどなので、1袋あれば当面はもちます。

その他、クルミやえごまなどでもDHAやEPAを摂ることができますよ。

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