当サイト管理人は、2015年に半年間タイの首都バンコクに住んでいました。気になるイボが首の後ろの肩甲骨上部に出現したので、病院で診てもらうことにしました。タイの首都である「バンコク」には日本語の通じるクリニックが幾つかあるので、いざという時にも困りません。問合せしただけの病院も含めて、体験談をレポートします。

受診した病院「サミティベート病院」

自宅から近いことと日本語が可能な医師が居るという理由で、複数の病院に問い合わせた結果「サミティベート病院」のスキンクリニック(皮膚科)という所に行きました。皆さんが行く際、現地の保険証を持っている場合は除いて、海外保険の加入先に電話して確認した方が良いですね。私が病院に事前電話した際は、直接来てくださいと言われましたが、実際行ってみると、その場で保険会社に電話、その後審査があって受診可能かどうかの連絡が病院に来ました。私の場合はスタッフの配慮により受診待合室にスムーズに行けましたが、平均1時間後に保険会社から返事が来るそうです。待つ時間が長いと暇ですよ。

病院に行った理由と結果

今回診てもらった理由ですが、ふと気づくと肩甲骨のあたりにぽっこりイボのようなものの手触りを1センチくらいの幅で感じ、まさか「ウイルス性イボ」がこんな場所にも!(どきっ)という不安から、ウイルス性か否かを確認してもらおうという事でした。日本語の堪能なタイ人の先生は、スコープで見るやいなや、「傷の痕ですね。」ということで結果は、ウイルス性イボではありませんでした。勘違いとはいえ、安堵しました。肩甲骨付近の手の届かない場所にイボができては一大事。イボではないので、放置することに決めました。

自己焼き中の手のイボを診てもらう

先生に、それとなく手のイボを見せました。スコープで見ると、「これはウイルス性イボですね。」ということでした。線香で何度も焼いたことを伝えると、2つのうち1つはまだ完璧でなないということで、手のひらのイボ部分を医療用カッターで削ってくれました。カッターは実際この見た目よりももうちょっと四角かったです。

正直、この使い捨てカッター(医療用の為非売品)がとても魅力的な削り具合でしたので、購入用があれば欲しかったです。先生は普段使いなら、ネイル用のバッファーやエメリーボード、足裏用のファイルで削ってから焼くと良いですよと教えてくれました。手のイボはこれで完治だろうと言われましたので、様子をみてみようと思います。

皮膚を削るとイボが白く見えてくるそうですので、そこを目がけて線香で焼きます。

病院なので、削った後は、仕上げに液体窒素のスプレーをかけてくれました。日本だと綿棒に染み込ませて使うタイプが多いのですが、海外では簡単なスプレー式が多いようです。はじめてスプレー式の液体窒素をイボにあてましたが、さほど痛くないのが特徴でした。

足の親指のイボをカッターで削る

足の親指のイボも診てもらいました。液体窒素等の施術はしませんでしたが、カッターで固くなった皮膚を削ってくれました。写真よりももうちょっと焼いていたのですが、ビフォアアフターです。少しでも無駄な皮膚を取り除いて、中にまで熱を浸透できるようにするので、もちろん削って終わりではなく、削って、イボが見えたら焼き、また自分で焼くことを繰り返すということです。

問い合わせをした病院

「バンコクホスピタル」

1つ目に問い合わせた病院はバンコクから3時間程離れた場所のパタヤにある「バンコクホスピタルパタヤ支店」。大きな病院ですので日本語通訳の方もいます。まあお話だけでも聞いてみよう。ということで実際に外国人窓口に行き、ウイルス性イボの場合はどのような処置法があるかを訪ねました。行っているのは「炭酸レーザー」「液体窒素」「薬液塗布」ということで、メスで切り取ることは行っていないとの返事でした。「バンコクホスピタル」はバンコク市内のナナにもあります。

「バムルンラード・インターナショナル」

2つ目の病院は、「バムルンラード・インターナショナル」です。こちらのスキンクリニックでは専門医も多く、整形等に人気の病院です。ここは日本語のメールで聞いてみました。返信によると、「レーザー」と「液体窒素」を行っているということで、やはりメスでの切り取りはありませんでした。予約は前日までに要るそうです。

まとめと感想

私の場合、年会費の発生する海外旅行保険付帯のカードを使用できましたば、通常海外では、保険が無い限りはやや高額になるので、何度も行くのは難しいと感じました。病院も複数尋ねましたが、日本と同等の技術だと思いました。ただ、「液体窒素」に関しては、ただ焼くのではなく、医師が真剣に削った上で焼くのだと知り、また、手足に他のイボが出ていないかも入念にチェックしていたり、イボについてのアドバイスも積極的だったので、イボ治療のノウハウは高いと思いました。日本では「焼いても無駄だよ」とか、2秒見ただけで、漢方か薬だけ出しておしまい。という皮膚科も体験していたので、バンコクにいながらも感動できた1日でした。削って焼いての繰り返しで治るかどうかは未だわかりませんが、かなりヒントになったので、継続していこうと思います。

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