
安定期に入った後の妊娠22週〜36週に強い腹痛や頻繁な子宮収縮(お腹が固くなる)、破水の状態になると、検査をし子宮頸管の長さが3センチ以下、または子宮頸管開大が2cm以上となっていると、早産の予兆があり、これを「切迫早産」といい治療を開始します。軽度の場合は自宅安静ですが、微熱が出ることも多く、下腹部痛もある中、当日入院となるケースも多いので、妊婦さんは日頃からいつ入院しても良い準備と家族との相談をしておきましょう。 軽度から行くと、順番として、自宅などで安静→子宮収縮抑制剤の短期投与(内服or点滴)→抗生剤による膣洗浄や漢方療法→子宮頸管縫縮術で入院 となりますので、極力安静時点で張りや出血がなくなるのが良いです。 「切迫早産」に使用する薬 「切迫早産」の具体的治療は、子宮口が開かないよう...