妊娠すると、妊娠初期から便秘の症状が見られることが多いです。妊婦さんは基本的には薬は飲めませんが、便秘用で服用できる薬はあります。

まずは薬に頼らず、食物繊維の多い野菜や山芋、ヨーグルトを朝食べることで、便通対策ができます。特に「山芋」は効果てき面です。刻んでお醤油でも良いですし、フライパンにオーリーブオイルをひき、軽く焼いて塩胡椒でも美味しく食べられます。もちろんトロロが好きな方はトロロでもOK。

妊婦さんでも飲めるのは酸化マグネシウム錠

薬で解決する場合は、妊婦さんでもOKの表示のある市販薬で、酸化マグネシウム錠か、少々恥ずかしくても、便秘であることを産婦人科の先生にお伝えし、数週間分の酸化マグネシウム錠を処方してもらった方が良いでしょう。処方されたものは、飲む錠剤の量が少なく効率が良いので、結果的に安くなる場合もあります。同じ酸化マグネシウムといっても、強さが違うことがあるので、1日に飲める回数などが異なってきます。用法用量を医師に確認してみましょう。

酸化マグネシウム錠とは、非刺激性成分の便秘薬成分で、併用、持病以外や大量に摂らな彼ば比較的安全です。水やぬるま湯など、水分を多めに一緒にとることで、腸に水分を吸収し、便を柔らかくします。お腹も痛くなりにくく、妊婦さんでも飲むことができます。水分を一緒に取らない場合は、ほとんど効果を感じません。

便秘中にしてはならないことは、お腹の強いマッサージです。特に、妊娠がわかるまでの期間が長い人は、妊娠に気づかずに便秘薬やマッサージをしてしまうこともありますが注意しましょう。

妊婦の便秘によるトラブル

妊婦さんは、腹圧がかかるので、なるべくいきまない方が良いです。便通が悪くなることによるいきみで、裂肛(切れ痔)や いぼ痔になることがあります。痔は酷くなると肛門が2箇所など裂けて、縫うなどの処置をせざるを得ないこともあります。便秘による腹痛で腰痛になることもあります。食事で治らない場合は無理せず内服薬で解決しましょう。

切迫早産で入院や療養中の妊婦さんは、絶対安静のため、便秘をこじらせると大変です。便秘をあなどらず、早めに医師に相談しましょう。

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