妊婦 カフェイン

飲めないというよりは、おすすめはしない飲み物や飲む目安を紹介します。

□コーヒー

コーヒーを職場などで常用している人も多いですが、カフェインが多く入っているため、1日1杯程度が好ましいと言えます。元々赤ちゃんは、生まれるまで便をお腹にためているのですが、赤ちゃんは肝臓が未熟なため、カフェインをうまく排出できず、溜まったままとなります。また、カフェインによる不眠も母体に良くありません。胃腸の作用が弱まる妊娠中はカフェインの分解に時間がかかり、さらにそのまま臍の緒を通じて胎児に流れるため、注意が必要です。飲まないことでストレスになるくらいでしたら少々摂取はして良いですが、流産や死産のリスクを減らすためにも、飲みすぎないように気をつけましょう。 ※コーヒーのカフェイン量は1杯150mLあたり、60~90mg程度です。 

□煎茶緑茶・玉露

玉露のカフェインは煎茶の4倍程ありますので、妊娠期には注意が必要です。煎茶など薄めの緑茶は1日1杯程度は大丈夫と言えます。他の飲み物が飲めなくても、ビタミンの多い緑茶だと飲めるという妊婦さんも多いのではないでしょうか。煎茶のカフェイン量は1杯1あたり50mg程度、玉露は180〜200mgです。 

□冷水

気分が悪い時、冷たい飲み物をグビッと飲みたいこ父は思いますが、氷水など、水に氷だけを入れたような冷たい飲み物をつわりの時期に飲むと、より一層つわりが酷くなります。ただし、妊婦には水分が一番大事です。スッキリしたい時には、何も入っていない炭酸水の方が良いでしょう。

□アルコール

アルコールの摂取は、「胎児性アルコール症候群」と言われ、言うまでもなく少量でもダメです。妊娠中の飲酒は、胎児に低体重・奇形・脳障害・聴覚や視覚、心臓、骨、腎臓などに病気を引き起こす可能性が高くあり、生後、注意欠陥多動性障害(ADHD)の原因にもなりうると言われています。アルコール

□コーラやなどの甘味料入り炭酸飲料

コーラなど甘味料入り炭酸飲料には、1ペットボトル(500mL)あたり、50mg程度のカフェインと、大量の糖分が入っています。塩分糖分の摂りすぎは、妊婦の高血圧症候群を引き起こすので、おすすめできません。その他甘味料入りの黄色いドリンクには、カフェインこそ入っていなくとも、多量の糖分が入っているので、毎日500ml飲むのは控えましょう。ビタミンB6などが入った飲み物はおすすめできますが、サプリメントからも摂取できるため、どうしても飲みたいつらい時だけにしておきましょう。リアルゴールドにはカフェインは入っていませんが、糖分はあります。リアルゴールドは半分程度の摂取であれば、ビタミンやアスパラギン酸の補給にはプラスと言えます。オロナミンCにはカフェインがありますが、1瓶の量は多くないので多少は良いのではないでしょうか。

□エナジードリンク(栄養ドリンク)

海外産のもので多いエナジードリンクの多くに、強いカフェインが入っています。カフェインとブドウ糖などの糖分で目を覚まし、スカッとする目的で作られているものが多いため、妊婦は手をつけない方が良いです。

□アルミ缶のドリンク

アルミ缶のドリンクは、アルミの香りや成分が溶け出している可能性があるので、妊婦は避けた方がいいでしょう。特に、炭酸飲料がアルミ缶に入っていることが多いのですが、開封したらよく香りを嗅いで確認をした方がいいです。

総合的に、カフェインやアルコール類を除けば、飲めるものは多くあります。必要な水分をバランス良くとりましょう。

おすすめの記事